ARとは?
ARとは「Augmented Reality」の略称。日本語では「拡張現実」と訳されることが多い言葉です。
拡張現実とは、現実世界の視野に対して、さまざまなデジタル情報を重ね合わせて現実で見せる技術のことです。
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ARという言葉だけを耳にすると、「最新技術」や「特別なもの」というイメージが先行して、あまり身近にある技術として認識されていないかもしれません。ですがARは、私たちが身近であたり前に利用しているアプリの中で、すでに多用されています。
代表的なものを5つ、これからご紹介します。気づいていないだけで、ダウンロード済みのものがあるかもしれません!
SNOW(スノー)【カメラアプリ】
いまや知らない女性はいないほど!大人気カメラアプリ「SNOW スノー」。このSNOWにもAR技術が利用されています。
画像や映像内の被写体の顔を認識して、キャラクターや動物の耳など、現実にはないものをかぶせていくスタンプが人気です。顔の角度やサイズに合わせてぴったりあうように、スタンプがリサイズされるのがすごいところ。ここにARの技術が活用されています。このSNOWの顔認識技術は今後、精度の高い顔認証システムに応用されていくそうですよ。
○アプリ名
SNOW スノー
App Store
Google Play
Yahoo! MAP【地図アプリ】
Yahoo!Japanから提供されている「Yahoo! MAP」。
このアプリには「ARモード」というめずらしい道案内の機能が組み込まれています。
道案内画面にした際に表示される「ARモード」をタップすると、カメラが起動し、目の前に道と指示文が表示されます。その指示に従って、スマートフォンに空間を認識させてください。
そうすることで、ARモードが正しく使えるようになります。道の中心に青い線が現れましたよね?この線をたどっていくことで、目的地に到着する仕組みです。
実際の景色を見ながら道を進めるとあって、地図が苦手な方でも道を間違えることがありません。AR技術で現在の場所や目的地の方向が正確に表示されるからです。「地図の画像と実際の景色を見比べて今どこにいるのか確認する」といった面倒な手順が、この地図アプリは不要です。
地図が苦手な方にこそ、絶対に使ってほしい地図アプリです。
○アプリ名
Yahoo! MAP
App Store
Google Play
星座早見AR【星座アプリ】
アプリで星座が勉強できる「星座早見AR」。
夜空にカメラを向けると、画面上でどのような星座なのか確認することができます。お子さまや大切なパートナーと、星を見つめて語らう静かな時間が楽しめますよ。おうち時間を充実させるのにもぴったりなアプリです。遥かな昔、空への興味が、天文学はもちろん、物理学やギリシャ神話など、学問や文化のもとになったと思うと感慨深いですね。
雨の日は、自宅の天井でも大丈夫。AR機能で壁や天井に星座を映して自宅で楽しめます。自宅にいながら夜空の星を堪能できるのはありがたい機能ですね。
アプリ内に星座の詳細情報が用意されていて、しっかりとした知識を身につけることができます。
○アプリ名
星座早見AR
koekata【音声カメラアプリ】
「koekata」は発した言葉を文字として写真や動画に入れることができるアプリです。
起動後は自動的にチュートリアルが開始。画面上に白と青の線が現れ、その中にメインの被写体を収めます。そのあとマイクボタンを押すと音声認識が開始。画像に文字としてのせたい言葉を話します。
今回は「テレワーク」と発声。そうすると、このように写真上に立体的な文字が現れます。文字の色は左上の〇をクリックすると自由に変えることができます。
○アプリ名
koekata
Vismuth【キャラクターアプリ】
3Dキャラクターを現実空間に表示させて、写真が撮れるアプリ「Vismuth(ビスマス)」。
ここで使われているのもARの技術です。お気に入りのキャラクターを現実の背景に重ねて撮影することができます。
キャラクターは自分の好みで表情やポーズを変えられ、影をつけたり、まばたきさせることも可能です。よりキャラクターを身近に感じることができます。
さらに、エフェクトの色調補正によって、キャラクターをより現実の背景に溶けこませることができ、まるでキャラクターがそこにいるかのような感覚になります。
これもARだからこそなし得るワザですね。
○アプリ名
Vismuth
まとめ
どのスマホアプリも私たちにとって身近なもの。すでに利用している方も多いのではないでしょうか。こんなにもARは私たちにとってあたり前の技術となっています。
どんなものか馴染みがない方は、まずこのアプリケーションを入門編として使用してみてください。ARはこれからまだまだ伸びしろのある技術。アプリケーションに使用されている技術が、もっとすごい技術となってビジネスで活用される日が来るかもしれません。その日のための準備は、今からでも決して遅くないですよ。